50代おひとりさま「王様の耳はロバの耳」

50代の地味な日常です。肩の力を抜いて身軽に軽やかに暮らしたいです

「兄弟は他人の始まり」でいい

2つ離れた姉がいます。


私とは水と油。
同じ親から生まれたとは思えないほど性格も違う。


姉は20代の頃はずっと愛人生活を送り
一度も婚姻歴はありません。


結婚してるとか、子供がいるとか、そういう物の考え方やくくりは嫌いだけど元々の性格の違いに生きている環境の違いが2人の価値観を遠ざけていることは間違いない。



子供の頃から姉が苦手だった。

当時は理由なんてわからなかったけど、とにかく苦手だった。
少し大人になってからは、自分の正義が世の中の正解であると言う考え方に疲れる。



長い愛人生活が終わり
いまはパートナーがいながら1人暮らしをしています。


母が亡くなってからの3ヶ月は生まれて初めて姉がいて良かったと思った。



それでも、初盆が終わったら次は一周忌まで連絡を取る必要はないな・・と心のどこかで考えていた。


姉妹とても仲のいい友達の話しを聞くと羨ましいなぁと心底思う。


母が施設に入ったあと姉と秋田を旅行したことがある。


元旦那にも当時「大丈夫なん(笑)」「チャレンジャーやな」と心配された。


2泊3日の秋田旅行。


結論は


「2度とお姉ちゃんとは旅行に行かない」に落ち着きました。


姉はきっと他人様にはすごぶるいい人なのだろうと思う。


そういう人は身内とは近すぎない方がいい。


まだ母の認知が深刻でなかった頃、2人で母を外出させようとすると母は「かよちゃんも一緒?」「お母さんお姉ちゃんと2人は疲れるから」と必ず私に耳打ちしていた。


その後「2人とも可愛いのは一緒よ」と付け加えていたな。


姉の優しさは直球というかこちらの都合とか事情より自分の思いが突っ走る。


そしてそれが正義だと疑わない。


私が離婚を夫の切り出すその当日も姉が息子に勝手に連絡していた。


もちろん私を心配して「お母さんに何かあったらすぐにこっちに連れておいで」ということを息子に言いたかったんだと思うけど、息子はびっくり。


バイトから帰ってきた息子に経緯を話そうとしたときは「お父さんに離婚してって言ったんやろ?」と言われひっくり返りそうになった。


もし姉に子供がいたら絶対にこんなことはしなかったと思う。


そのことについて姉を責めはしなかったけど、息子の気持ちを思うと姉に対して「そういうとこが自分だけの正義やねん」と怒りもあった。


両親が亡くなったいま無理に姉との時間を持たなくてもいいよね・・と思う。



その気持ちを許すことで自由になれる気がする



お母さん許してね