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１月に母が亡くなりました。
クレイジーで破天荒な81年間だった気がします。
母の破天荒エピソードは語りつくせないのだけど
今回は別目線で・・・
母が亡くなったあと、火葬場の関係もあって数日間我が家で安置しました。
母は私が離婚したことも
マンションを購入したことも
自分が施設に入居していることもわからないまま亡くなりました。
施設に入る前は結婚していた私と同居していたので
今の自宅へ連れて帰ってこれたことは母が迷子にならずに済むと
内心とてもホッとしていた。
私には身内と呼べる人間もほとんどいないので初七日まで自宅で静かに
ひっそりと温かく終えることができた。
火葬までの数日の間に、義母が弔問に来てくれた。
義母が我が家にくるのはもちろん初めて。
少し迷ったのだけど、姉の「来てもらったらいいんじゃない」と言う言葉で
義母の申し出を受けた。
義母の顔を見て自然と涙が溢れた。
離婚を切り出したときも義母に挨拶に行き泣いた。
決心は揺るがなかったけど長男の嫁として結婚当初より確実に老いた
義父と義母に申し訳ない気持ちとこの家と無縁の人間になることが淋しかった。
新婚の頃は義母のことがとても苦手でストレスで病気になったこともあったのに
20年以上の時間は不思議ふしぎ。
夫のことより夫の実家と家族でなくなることが淋しくて悲しかった。
B型の義母は（B型の皆さま失言がありましたらごめんなさい）
とてもナチュラルに時々離婚したことへの嫌味ではない感想を交えながら
２時間ほど滞在して帰った。
その間、私は何度 義母のことを「おかあさん」と呼んだだろう。
そして改めて「おかあさん」とはいい言葉だな・・と思った。
母が亡くなったいま「おかあさん」と呼べるひとはいなくなってしまったんだよね。
もう他人なんだけど
この人は「おかあさん」だな・・とも思った。
この先、再婚することがあってお相手の親御さんがご健在なら
「おとうさん」「おかあさん」と呼ぶことはあるのかもしれない。
それでもね
何かきっと違うでしょ？
50過ぎた義娘ですよ（笑）きっと可愛くもないだろうし、身内とか家族っていう意識は
持ってもらえるんだろうか。
「かよちゃん」なんて呼んでもらえないでしょ？
「かよさん」って呼ばれるのかしら？
そう考えると熟年結婚ってね・・
何かのきっかけがなければ「同居」「事実婚」の方がしっくりくる様なもするな。
だってね
入籍したらその家のお墓に入るんでしょ？
夫より先に逝ってごらんなさい
「てへ・・初めまして」の人だらけ。
安らかになんて眠ってられない。
きっと他にも色々大変なんだろうな・・
50代半ばの花嫁か
※義母から頂いたお花
小さな身体で大きなお花を抱えてきてくれました。
「おかあさん」ありがとうございました
